息を吸うように白猫プロジェクト

白猫プロジェクトというスマホゲームのブログです。

【19年8月更新】白猫のユーザ数・課金単価の推移を時系列でまとめてみました

こんにちは、息を吸うマンと申します。

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1.前段

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コロプラの四半期決算説明会が開催され、決算説明会資料がアップされました。

決算説明会資料 | IRライブラリ | IR情報 | 株式会社コロプラ

 

以前の記事で、決算説明会資料をもとに白猫のアクティブユーザ数・課金単価を推測した表を作成したのですが、今回は2019年4月~6月の間の売上・ユーザー数等が公表されたので、過去に作った表を更新しました。

どのような方法で各種数値を求めているかは、以前の記事を参照してください。

sirocat.hatenablog.com

 

2.本題

 本題の白猫のアクティブユーザ数・課金単価について、2019年4月~6月の四半期を追加した、最新版のユーザ数・課金単価がこちらになります。

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 1904-06期以降から、一部記載の仕方を変えた部分があります。蒼空のドラグナー2のような、四半期の末に開始したイベントはイベント実施期間の殆どが次の四半期に属するため、そのようなイベントは1901-03期ではなく次の1904-06期に記載しています。なので、レガリアも6月末開始ですが、この表に載せていません。

3.最新の1904-1906期について思うこと

(1)アクティブユーザ数

 前四半期から約5%減り、233万人となりました。前四半期期でも過去最低のアクティブユーザ数を記録していましたが、最新の1904-06期は過去最低を2四半期連続で更新する形となりました。

 一応、フォローしておくと白猫のアクティブユーザ数は周年イベントを含む7月‐9月の四半期で上昇し、その後の10‐12月、1月‐3月、4月‐6月では3四半期連続で減少し続けるという流れを繰り返しています。なので、今回もその流れ通りになったと考えることもできます。

 

(2)ユーザ一人当たり課金単価

 前四半期期から272円減少し、1036円となりました。対前四半期で約20%の減少。アクティブユーザ数の減少に比べて、課金単価の減少はやや急に見えます。ユーザが5周年イベントに向けて課金をセーブしている意識の表れと考えることもできます。ただ、1年前の同じ時期に目を向けると1801-03期から1804-06期にかけて、課金単価は減少どころか微増しています。それを踏まえると、周年イベントへの備えということ以外の要因があるようにも思われます。

 思い浮かぶ要素としては、昨年の同時期は課金単価が上昇するような要素が存在したが、今年は特になかった、という点です。1801あたりで初めて過去の入替限定キャラの抽選券が課金特典として追加されました。それまでは過去の入替限定キャラは抽選の対象外であり、私自身も相当な衝撃を受け課金意欲を掻き立てられたのを覚えています。1801-03期あたりまでは特定の職業に限定した抽選券しか課金特典になりませんでしたが、その後さらに課金特典が魅力的になり、職業を限定しない抽選券が登場し始めたのが1804-06期だったように記憶しています。(ちょっと記憶が曖昧なので間違っていたらすいません)それに対し、1904-06期では課金の仕組み自体の変更は特になかったので、周年への備えの意識だけが課金単価にダイレクトに表れてしまったのかもしれません。

 

(3)四半期売上

 前四半期から8億円減少し、24億円となりました。対前四半期で25%の減少。前述のとおり、4月-6月はアクティブユーザ数が減少する時期であることを踏まえても、25%の売上減は1ユーザとしてやや不安になってくる数値です。

 一応、決算説明会資料には、足元の第4四半期(19年7月以降分)の白猫はユーザ数も売上も順調だよ!という内容が掲載されています。が、あえてこのような好材料の掲載があることが逆説的に1904-06期の数字の悪さを物語っているように思えます。

 

(4)1904-06期の総括

 蒼空のドラグナー2、九条霊異記番外編(サモンバトル)、ジルベスタ物語といった、過去の人気キャラクターが再登場するイベントが多く開催され、その方向性については長く白猫を遊んでいるユーザとして非常に満足しています。

 また、新イベントに関連する過去のキャラクターを現在の水準まで再強化するイベントが頻繁に実施されました。過去の再強化イベントに比べると、かなり強く調整されていると感じており、一部の再調整キャラクターは最新のガチャ産キャラクターと遜色のないレベルにまで強くなるケースも増えてきました。再調整されるキャラクターごとの強化水準の格差について不満の声も上がっていますが、過去の再強化イベントに比べれば質・量ともに非常に良くなったと私は思っています。この方向性は1907-09期でも継続しています。

 これらに共通するのは、既存プレイヤー向けの施策であるということです。1904-06期は既存プレイヤーを喜ばせるための施策はとても良かったと思っています。これらは今後も継続して行ってほしいと思います。一方で、新規プレイヤーを獲得するための施策には、過去からずっと苦労している印象です。

 次の1907-09期では5周年効果とソードアートオンラインという集客力の高いコンテンツとのコラボでユーザ数・売り上げともに上昇するかと思われますが、それを1910-12期以降も維持できるかどうかが非常に大切で、そのためには今の施策をただ続けるだけでは難しいのではないかと思います。非常に抽象的ですが、小手先の改善だけではなく根本的なアクションゲームとしての熱中度を高められるような新しい一手が必要であると思います。それが何なのか私にもよくわかりません。(最後に放り投げて終わる)