息を吸うように白猫プロジェクト

白猫プロジェクトというスマホゲームのブログです。

白猫イベントストーリーの最強ランキング!

こんにちは、息を吸うマンと申します。

 

今までと趣向を変え、今回は白猫のストーリーについて書きたいと思います。

私の独断と偏見で白猫の各イベントの中からストーリーが面白かったものを最強ランキング(笑)形式で1位~5位まで発表します。この中にまだ読んだことが無いイベントがもしあれば、ルーンメモリーやシアター機能などで是非読んでいただきたいと思います。新し目のイベントでルーンメモリーやシアターに無いものがあったら復刻をお待ちください!

 

 

第5位

ドリームチョコレッツ

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 いきなり直近のイベントです。季節物イベントのストーリーはかくあるべし!というクオリティで、コメディ系イベントでは最高クラスの出来だと思います。主役のヨナ・エリス・フラン3人の会話の掛け合いが序盤から終盤まで終始楽しく癒されますし、敵キャラのドリチョコくん、カカ王のキャラも立っています。白猫の季節系イベントにありがちな、投げやりな敵キャラデザインではなくちゃんと敵側の背景も描かれて、綺麗にストーリーが終わっています。

 ヨナ・エリス・フランはいずれも既存キャラの再登場ですが、3人が過去に登場したイベントよりもずっと魅力的に描かれていて3人がこんなに面白くも可愛いキャラだったのかと、このイベントを通じて気づかされました。

 正直、バレンタインイベントの登場キャラがこの3人だと知った時には、「この3人で大丈夫か・・・?」と失礼ながら思ったのも事実ですが(前からヨナエリスフランを推してた方、ごめんなさい!)、ストーリーを読み進めていくと「この3人じゃなきゃだめだ!コロプラよくやった!」と再登場キャラを選抜したコロプラへの賞賛の気持ちが止まりませんでした。

 ユーザー投票で1位2位になるような人気キャラだけでなく、他にもこんなに魅力的なキャラが居るんだぞ!という運営からの提案をこれからもお待ちしております。

 

第4位

 劇団ホワイトキャッツ(2016年クリスマス)

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 シナリオ担当の飛山さんが過去に演劇の仕事をされていたらしく、その経験を活かして演劇の舞台裏が異常に細かく描かれているイベントです。前半は公演の準備、後半は公演での作中劇という変わった構成となっています。

 演劇の準備が着々と進んでいく描写や、シナリオライターさんの魂が乗り移ったと思われるキャトラが演劇の真髄を語る前半パートだけでも読んでいて面白いですし、作中劇パートでは脚本の内容と“カレンの迫真の演技”に引き込まれます。(ウィキッドというミュージカルの脚本がモチーフとなっているらしいです)

 さらにこのイベントは、作中に流れるクリスマス風のBGMや戦闘パートの演出、エリアマップのデザインなど細部に渡って開発陣のこだわりが感じられて最高です。

 しいて欠点を挙げるなら、たくさんの過去キャラを顔出し程度に登場させるためだけに用意されたと思われるシーンがいくつか有ります。この記事を書くために改めてシナリオを読み返していると、このようなシーンは不要かなと思いました。

 ちょっと古いイベントですが、クリスマス系のシナリオの中では最高峰だと思います。

 

第3位

 勇者シリーズ

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 白猫で数少ない100%ギャグに振り切ったイベントです。シリーズ全体として、ドラクエやFFなどの有名ロールプレイングゲームをメタ的に捉えたギャグがちりばめられており、癖のある登場人物達の予測不可能な行動によってお話が進んでいきます。

 今のところ、続編を含めて3作品(派生的なお話を含めると4作品)出ています。

 シリーズを重ねるにつれてどんどん面白さが増していることも評価できます。特に2作目の転職勇者で登場した魔王カルロスと本シリーズの主人公ソアラとの会話のやり取りが最高に面白く、私自身もストーリーだけを読み返してしまうイベントです。

 最新作の不具合勇者では、かつてトラブルメーカーだったソアラの成長が描かれ、「なんとなくシリーズがまとまった感じ」を漂わせていますが、本シリーズのファンの一人としては是非とも不具合勇者以降の続編も心待ちにしています。

 勇者シリーズを始めて読む方は、2作目の転職勇者と3作目の不具合勇者との間に「とらぶるトラベラー」という派生イベントを読んでおくことをお勧めします。

 

第2位

 オーバードライブ紅蓮シリーズ

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 正統派のヒーロー物のシリーズです。全体的にはシリアスな内容ですが、要所要所にコメディ要素もあり、個人的には一番丁度よいバランスです。

 1作目では「超人的な能力をもった怪物」に変身する能力を偶然身につけてしまった主人公レクトの葛藤と活躍がメインに描かれます。1作目の段階では白猫のイベントとしては平均的な面白さのストーリーで、あまり印象には残りませんでした。

 ですが、2作目でウェルナー・セーラ・サリムといった新キャラの登場や設定の追加がされたことで、新たな登場人物達が追い求める目的が物語に奥行きを与え、ここで一気に面白くなりました。オーバードライブ紅蓮の面白さの肝としては、登場人物達が必ずしも共通の目的を持っているわけではなく、主人公が複数存在するような感覚で物語が進んでいき、少しずつ謎が解き明かされていくところにあると思っています。さらにどの登場人物も共感できるしカッコいいんです!

 さらに3作目では2作目に投げかけられた謎の片鱗が少しずつ明かされつつも、魅力的な新ヒロインであるキアラの登場でヒーロー物(ラブコメ物?)としての面白さにより一層磨きがかかりました。ストーリーが面白いイベントは、週末にイベントをやり始めると続きが気になってしまい、結局一晩でシナリオを読み終えてしまうのですが、まさにオーバードライブ紅蓮3がそれでした。

 私が今一番続編を待ち望んでいるイベントです。

 

第1位

 4周年イベント ワールドエンド

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 やはり1位はこれしかないかなと思います。3周年イベントゼロクロニクルでは本ゲームの主人公(赤髪・アイリス)の過去が描かれましたが、4周年イベントのワールドエンドでは主人公たちの未来が描かれます。ゲームのメインストーリーの未来を描いてしまうのは最早反則技ではないかなと思います。これ以上のあらすじは、ネタバレになってしまうため、是非ストーリー本編を読んでいただきたいと思います。

 4周年イベントでの新たな試みとして、このイベントが起きる前段階のことを描いたストーリーが別のイベントとして4つあります。(蒼き炎のテンペスト、とらぶるトラベラー、亡国のツバサ、カオスエンブリオ)意欲的な取り組みだったと評価していますし、単体のイベントだけでは描き切れない物語の厚みを出すことに成功していると思います。

 このイベントをプレイして、私は白猫というゲームを見直しました。4周年直前までは若干惰性で白猫をプレイしている感覚があったのですが、このイベントのストーリーには本当に夢中になりましたし、白猫のストーリーに泣かされるとは思っていませんでした。前述のオーバードライブ紅蓮3と同様に、イベント開催初日にプレイし始めたと思ったら、どんどん続きが気になってしまい、深夜4時くらいまでかけて一気に最後までプレイしてしまいました。

 特に長く白猫を遊んできた人にほど心に突き刺さるストーリーだったのではないかと思います。主人公一行の冒険を今まで見届けてきた想い出があるからこそ、ストーリー冒頭部分の絶望感や終盤の感動が際立ちます。その意味で4周年という長い道のりを歩んできたゲームだからこそ、作り上げることができたストーリーなのだと思いました。

 この記事を書いている時点で、そろそろ5周年のイベントが気になりだす季節となりました。5周年のイベントにもワールドエンドクラスのストーリーを期待したいところですが、個人的にはワールドエンドが圧倒的すぎて、もうこれを超えられるストーリーは出せないのではないかと思っています。ですが、その諦めをコロプラが超えてくることもまた期待したいですね。

 

最後に

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 本ブログで初のランキング記事はいかがでしたでしょうか。私自身は4周年のワールドエンドを読んで驚嘆して以降、白猫の中でストーリーという側面に注目してウォッチするようになりました。

 白猫の開発チームの方々には今後も意欲的な面白いストーリーの作成を是非とも期待したいと思います。